ピル服用をやめる方法
一般的には1シート単位で飲むものですから、
シートの途中ではなく、
最後まで飲みきってから終わらせます。
とはいえ、
何かの都合ですぐにでもやめたい時や
最後まで飲むのがつらい時もあるでしょう。
どうしても飲めない/飲みたくない事情があれば
いつでもやめてしまっても構いません。
とはいえ、
やはり自己判断はお勧めできないので
まずは、医師の指導を受け、
その指導を優先しましょう。
自己判断による中止後のトラブル
シートの途中で飲みやめても
健康を害することはありませんが、
消退出血出血が早く来てビックリする人がいたり、
生理が来なくて不安になったり、
充分な理解や知識がないと
あとから心配事が出てきて、
結局は再度受診することになるかもしれません。
こういった手間や不安リスクを考えると
やめたいと思った時に
面倒でも一度受診してやめたい理由などを相談し
きちんと説明を受けてから
その通りに中止するのが一番安全ではないでしょうか。
また、シート終わりに「ちゃんとやめた」つもりでも、
生理痛が治ったと思っていたら
服用中止と同時にまた痛みが戻ったり、
実は継続した治療が必要だったりすることもあります。
自己判断でのピル中止は、それが適切かどうか
どう判断するかをご注意ください。
やめる理由は?
ピルの飲み始め。
副作用がつらくて、これ以上飲みたくない
医師に相談しましょう。
治療の場合、ピル以外の治療法に変える方向に
切り替えて治療継続できますし、
頭痛薬や吐気止めとピルを併用して、
慣れるのを待つ方法などがあります。
お金がない
毎月の2000〜3000円の出費が高くて払えないという
経済事情は各個人の都合なので仕方ありません。
しかし、ちょっとピンチで2ヶ月後にまた飲む!と一時やめた途端、望まぬ妊娠をしてしまい中絶…ピル代どころではない出費と家族は大騒ぎ、彼とも別れてしまったという話を医師から聞いたことがあります。
・妊娠した場合の中絶費用あるいは出産育児費用
・生理トラブルで仕事を休むリスク
・肌荒れの薬や美容のために使う化粧品代
・妊娠の心配や生理前のイライラ等、精神的負担
・・・これらのリスクとやめるリスク、ぜひよく考えてくださいね。
病院に行く時間がない
まず、病院探しのポイントでは継続して通いやすい所を探すのが大切です。
一度受診していれば、例えば
半年は窓口でピルだけすぐに買えるとか、
カルテがあって最後の受診から半年以内であれば
FAXと振込でピルを送ってもらえる
というサービスを行っているクリニックもあります。
受診もせず、顔も見たことない患者さんに
いきなりオンライン処方するような所は悪質ですが、
医療機関を上手に活用して、
無理なく続けられる方法を考えましょう。
妊娠希望
シートを最後まで飲んで卒業ですネ!
いつも通り飲み終わって消退出血はありますが、
そのあとすぐに排卵が起きて妊娠することもありますし、
生理や排卵が数か月後に復活する人もいます。
焦ることなく、担当医と相談しながら計画を立ててください。
希望通り赤ちゃんが授かりますように!(´∀`)
出産後には、ぜひまたピルユーザー復活を検討ください。
思いがけない産後の妊娠で、既婚者の二人目三人目中絶は
10代の中絶より深刻な問題なのは意外と知られていません。