飲み忘れた時の対応
1日だけの飲み忘れ、つまり24時間以内の飲み遅れなら、気付いた時点ですぐに飲みましょう。
2日以上の飲み忘れ、つまり24時間以上飲み忘れた場合は、
・服用目的=必要とする効果
・飲み忘れた錠剤が何番目か
により、服用中止か続けて飲むべきか、変わってきます。
何錠目を飲み忘れたかによって考えられる対応を下記にまとめました。あくまで一般論としてですが、参考になさってください。
※受診や電話できる人は、可能な限りあなたに適した対応をパートナードクターから指導してもらってください。
3日以上の飲み忘れは、最初に飲み忘れた錠剤で下記から選んでください。
2錠続けて飲み忘れた時の対応例
ガイドラインでは、いったん服用中止し、次の生理を待って開始することになっています。
どの時期でもシンプルで解りやすいので、間違いないのが「仕切り直し」です。
但し、場合によっては次の生理を待つ間に妊娠のリスクが生じたり、生理周期を整えたいのにサイクルがずれてしまうなど、個別に対応を変えた方がよいケースもあります。
◆治療優先だったり、生理周期をキープしたい場合
時間が過ぎても2錠一緒に飲んでしまい、次の定時も続けて行きましょう。
かといって3錠いっしょに飲む必要はありません。翌日の定時が近かったら、最初に飲み忘れた分は飲まずに、定時の分とその前日の分だけ飲めばOKです。継続することが優先であって、量を多く飲めばよいということはありません。
あまったピルは予備として取っておけばいいですし、紛らわしければ破棄、不安であれば3錠飲んでも毒にはなりません。
この場合、ピルの避妊効果が切れてしまう場合もあります。避妊を目的としている人は、このあと7日間継続して服用できるまでは排卵の可能性も考慮し、性交渉は控えるか別の避妊法でバックアップしてください。
また、服用していない時間が長くなってしまうため不正出血が起こる可能性がありますが、少量ですぐ止まってしまえば問題ありません。
※気になる場合はもちろん受診しても構いませんよ。心配事は我慢せず医師の指導を受けましょう。
◆すでにシート14錠目まで飲み終わっている場合
ピル服用期間が充分あれば、7日間の休薬しても排卵抑制効果はキープできます。
月経コントロールで生理を早めた調整をした場合と同じ飲み方になります。