低用量ピル普及推進委員会ロゴ このページの本文へジャンプ メニューへジャンプ

低用量ピル普及推進委員会

← 一覧に戻る

今まで飲んでいない状態からスタートする人

月経初日から服用開始します。
毎日同じ時間に飲む必要があるので、慌てて飲まなくても、自分で決めた定時を待って、その時間になったら服用開始します。

“初日”とは
カレンダーによるものではなく、出血に気づいてから24時間以内を目処と考えます。

例◆夜23:59に出血に気付いた場合:
日付をまたいで次の日から開始でOK。

例◆昼13時頃に生理が始まったけど、毎朝7時に服用したい人:
翌朝7時に飲み始めてOK。

例◆気付いたら出血していたので開始時間が不明:
服用したい時間になれば翌日からのスタートでもOK。

 

避妊効果はいつから??
「月経初日から服用開始すればその日から避妊効果は得られます」とはいわれていますが、える・おーしぃでは継続服用して7日が過ぎてからと提唱します。

詳しくは「避妊効果はいつから?」のページで!

ピルの種類を変えるときの飲み方

前のピルは最後まで飲みます。
休薬7日をとってからor偽薬を28錠目迄飲んだ翌日から新しいシートの1錠目を服用します。

この時まだ出血が続いていても、これより早く消退出血が終わってしまっていても、出血には関係なく飲み継いでください。

正しく飲み継げば、避妊効果はキープされています。
休薬7日、偽薬7日は延長を延長した場合、排卵が起きるリスクが生じますのでご注意を!

 

ヤーズへ飲み継ぐ場合
ヤーズは実薬が24錠あります。
ですので、いつもと同じ曜日に開始しても、飲み終わりは別の曜日になってしまい、出血も今までと違う曜日に来ることになります。

それでも構わないという場合は、上記のとおり飲み継いでOKです。

消退出血はこの曜日でないと困る!という人は、休薬を3日短縮していつもの飲み終わり曜日がヤーズの24錠目にあたるよう調整してから飲み始めると、概ねおなじ曜日で消退出血が開始できることが期待できます。
※製剤の違いにより、必ずしも同じにならない場合もあります。

例◆サンデースタートで、いつも火曜日から消退出血が始まったサイクルをキープしたい人は:
7日休薬して日曜日から開始ではなく、その前の木曜日から服用開始します。まだ出血中でも構いません。
必ず火曜日に消退出血が始まる保障はありませんが、
日曜から飲み始め水曜から休薬に入るサイクルよりは、火曜スタートに近い曜日で消退出血が始まる事を期待できます。

飲み忘れなどで一時中止していたのを復活する場合

上記の「今まで飲んでいない状態からスタートする人」と同じです。
シッカリ出血したのを確認してから飲み始めましょう。

生理がいつもハッキリ始まらない人は

いつも最初は少量の出血であるなど、生理が始まったのかいつも解らない場合は、必ずしも月経初日にこだわる必要はありません。

色のついたおりものを生理だと勘違いしてしまったり、
生理だと思って飲み始めたら、飲んだ途端生理が終わっちゃって、あれは不正出血だったのか生理だったのか不安・・・なんてことも実際によくあるようです。

「このまま飲み続けてよいのか、どうしたらいいでしょう?」といった相談も今までたくさん受けてきました。

こういう生理パターンの人は・・・
完全に出血があって生理だと確信できてから服用開始しましょう。
それが「月経初日」ではなく2日目や3日目になってしまってもよいので、安心してください。

飲み始めの変化

ピルは生理を軽くする作用があります。
いつも通りの生理より、ピルを飲み始めたら日数が早く終わっちゃったとか、出血量がいつもより少ないこともあります。
特に異常ではありませんので、気にせず飲み続けてください。
もちろん不安要素があれば、どのタイミングでも受診して、病気や異常がないかどうか調べてもらっていいので、遠慮なく医師に相談してみましょう。

【治療で飲み始める人へ】
ピルを飲んだら、その周期から生理痛がなくなる!出血量が見違えるほど減った!など、すぐに効果が表れるわけではありません。
比較的すぐに改善する人、2〜3周期かけて徐々に症状が軽くなっていく人、いろいろです。

いつもと全く変わらなずツライという場合でも、「私には効かない!」と諦めることなく、しばらく様子をみてみましょう。
どうしても改善しない場合など、ピルの種類を変えることでよくなることもあります。
パートナードクターとよく相談しながら、納得できる進め方で治療していってください。