旧サイトから~応用#002 月経コントロール
当サイトの生理日調整と重複しますが、mixiコミュニティなどからここに直接リンクがあることも多いようなので、復活させました。
生理を早めたり遅らせたりする為の方法は一通りではありません。服用目的や体質によっても「絶対」や「正解」は絞り込めません。
遅らせると不調が起きる体質のかたもいますし、早めたつもりが生理が来なかったなんてことも。
このページはえる・おーしぃでお勧めする一般論での調整方法ですので、これを鵜呑みにせず、参考にしつつパートナードクターに改めて相談や確認をするよう、お願いたします。
「月経リズム調整指導士」によるピル相談は「バーなかざき」にて実施。月経を早める/遅らせる飲み方もアドバイスしています。
医療機関の産婦人科でも相談可能ですが、対応しているか&自費のため費用などを、事前に電話確認をお勧めします
※ピル服用中の生理は「消退出血」といって通常の生理とはちょっと違うのですが、解りやすくするため説明上「生理」と表現しています。
※項目横の◎はメリット、×はリスクです。
ピルユーザーが生理を早める方法
■ 実薬の服用期間をを短縮する方法
◎避妊効果キープ・予備錠ができて安心
×生理が飛ぶ可能性がある]
低用量ピルは21+7=28日周期が基本になっていますが、実薬は最低14日飲めば休薬に入っても避妊効果に影響はないとされてます。
ということで、シート14日飲んだ翌日から休薬に入ってしまえば、予定より1週間早く生理がきますよね! 次の飲み始めはいつもどおり、休薬7日明けからでOK!
早めたいのが3日だけだったら3錠減らした18日目でストップしても構いませんが、それまで生理になっていた曜日や、新シートの飲み始め曜日が変わってしまうので、7日単位で変更するのが間違えなくて個人的にはオススメです。
余った錠剤は、また次の生理調整や、落としたり吐いたりしてしまった時の追加服用に使えます。うっかり新シート準備忘れの時も、とりあえず飲み始めの数日は代用できるので便利です。服用中のシートと混同しないように気をつけて、保管しておきましょう。
■休薬を短縮する
◎効果キープ
×1周期前でないと間に合わない、出血が休薬前半の人向け
シート飲み始めを速くして、次の休薬を前にずらそうという方法です。休薬7日のところ、出血が確認でき次第、新シートを服用開始します。出血が確認できないと「飲み飛ばし」になるので注意。いつも休薬2~3日目に生理になる人向き。新シートの開始が4~5日早まるので、当然飲み終わりも予定より早くなって生理も早まります。
休薬短縮どころか休薬ナシにして、2シート連続服用でも可能です。但し、普段から不正出血の多い人、数時間の飲み遅れでも出血してしまう人には、途中で破たん出血が起きるリスクがあります。
ピルユーザーが生理を遅らせる方法
■ 低用量ピルのみで調整する方法
◎効果キープ可
×不正出血が起きるかも?
予備の錠剤や新しい別のピルシートが必要です。いつものピルを21錠飲み終えても休薬に入らず、実薬を飲み継ぎます。そうするとまだピルを飲んでいる状態なので生理になりません。
生理になってもいい時期になったら服用を中止し休薬に入れば、その休薬中に生理になります。
これも7日単位がお勧め。服用期間が長くても、健康や避妊効果に問題はありません。2シート程度なら自己判断で連続服用しても大丈夫です。※治療併用の人、3シート以上の連続は、担当医にきちんと相談し指導を受けましょう。
内膜症治療では、症状改善のため3シート位連続服用する治療法がありますが、自己判断で休薬をとらないと破たん出血が起きやすくなりますし、あまり長く止めてしまうと無月経から戻れななることもあるようなので気をつけましょう。
■中用量ピルを処方してもらって飲み継ぐ方法
◎効果持続、無駄がない
×受診が必要
休薬になる前に受診し、中用量ピルを延長したい日数分処方してもらいます。
いつもの低用量ピルを21日飲み終えたら翌日は休薬せずに、処方してもらった中用量を1日1錠ずつ、生理が来てもいい日まで続けます。これも休薬7日とって、あとはいつも通り新シートに入ります。
■休薬を延長して次のシートに備える方法
◎ナシ強行手段しかないときに
×1周期前でないと間に合わない、避妊効果はなくなります!!
次のシートの飲み終わりが生理になってもいい頃になるよう、服用開始時期を調整します。休薬期間が8日以上になると排卵を抑えきるだけのピルがなくなってしまうので避妊効果は期待できませんので注意!さらに計算が面倒なうえ、排卵が起きて避妊効果が途切れるのでお勧めできません。
勧めたくないのに書くのは、構想する人がいるから。休薬を延ばして調整するくらいなら、実薬を増減させて調整したほうが安全確実です。
ピルを飲んでいない人が生理を早める方法
普段ピルを飲んでない人は、生理を避けたい期間中にピルを飲まなくて済むので、遅らせるよりも早めるほうがお勧めです。
但し調整用のピルをもらうために、一度婦人科やレディースクリニックを受診しなくてはいけません。この場合、中用量ピルで調整することが多いです。
日数に余裕があれば、低用量ピルで調整できますので、できるだけ早い時期に受診することをお勧めします。
中用量の場合、1サイクル前の生理までに受診して、生理5日目からピルを服用し、14日でやめます。そうすると数日後に生理が開始しますので、予定の生理を早めることができます。
生理から少し遅れて受診しても、10日間ピルを服用すればほぼ確実に生理を早めに起こすことができます。
ノンピルユーザーが生理を遅らせる方法
上記の方法で早める余裕がなくなってしまった場合は、生理を遅らせることもできます。
生理予定日より前、できるだけ早めの日から中用量ピルを1日1錠飲みます。飲み続けている間は生理が来ませんので、生理が来てもいい日まで飲み続ければ生理を先送りにできます。
一般的には「生理予定の5日前から服用開始」と言われていますが、たまたま生理延期に間に合わなかったりちょうど旅行中に吐き気が出てしまったりなど、実際はあまりお勧めできません。生理が順調な女性でも、試験前や結婚式などのイベントを控えているときは生理不順になっていることもあります。5日前というのは、生理延長にできる最終リミットと考え、可能であればもっと早い時点で開始しておくとよいでしょう。
生理日調整したあと、次の生理は変更した生理から数えてだいたいいつもの周期ですが、多少ずれる可能性もあります。
異常ではないので心配しないでくださいね。^^