休薬期間について
月経初日から毎日、実薬(じつやく)という、ピルの
ホルモン成分が入っている薬を21日間飲み、
そのあと7日間お休みします。
この7日間を「休薬期間」といいます。
21日タイプのピル服用の場合は、何も飲みません。
28日タイプの人は、シート最後の1列服用中です。
休薬期間中でも避妊効果は持続しています。
ピルをお休みしてしまうので、この間の避妊効果は
あるのかないのか混乱してしまいがちです。
それまでのシートを21日間、正しく飲んでいたのなら
避妊効果はちゃんと持続しています。
ただ、休薬期間というのは出血がある時期でもあります。
妊娠の心配はなくても、雑菌による炎症を起こしたり
免疫力も低下している時期なので、セックスは出血が
おさまってからのほうがいいと思います。
シート途中で勝手に休薬に入ってしまったり、
飲み忘れがあったりした場合は注意が必要です。
覚えておこう、「7Daysルール」!
休薬期間は7日というのは鉄則です!
生理日を調整する場合でも8日以上延ばすことはしません。
※避妊目的でなく治療の場合、例外もあるかもしれません。
ピルの避妊効果が持続するのは7日間だけで、
それ以上あけてしまうと、眠っていた卵巣が働き出し、
排卵が起きてしまいます。つまり妊娠する可能性がでてきます。
余談ですが、生理初日から飲み始めなかった場合、
避妊効果が現れるまで7日間かかりますよね。
これもピルの「7Daysルール」にあてはまります。
ピルは、7日間かけて卵巣を眠らせ、さらに7日間、つまり
14日服用を続けることで、完全に卵巣をお休みさせます。