
ノルレボは、緊急避妊“専用”のお薬です
ノルレボは、日本で初めて正式に認められた「緊急避妊薬」であり、2011年2月23日に承認、同年5月24日に発売されたお薬です。
「緊急避妊=モーニングアフターピル」という、事後避妊の手段がもっと前からあるのはご存じのかたもいるかもしれませんが、これは国が認めた公式な方法ではありませんでした。
日本の医師が自身の責任のもと、中用量ピルを「ヤッペ法」として用い、緊急避妊薬の代替として処方してきたもので、実際は「緊急避妊薬」という専用の薬があったわけではないのです。
ですから、緊急避妊をヤッペ法で行って万が一トラブルが生じても、副作用救済措置などの保障はありませんでしたが、ノルレボではきちんと責任を持って対応してもらえることになります。
医療側でも「ECからOCへ」と、EC(=緊急避妊)だけで対処するのではなく避妊が必要な人であれば、より確実な避妊をするために日ごろからOC(=低用量ピル)で体のケアをしっかり行う指導が呼びかけられているようです。
しかし現在でも、
中用量ピルでヤッペ法での緊急避妊とノルレボでの緊急避妊、両方が使い分けられています。
その理由は・・・
・服用者の経済事情に配慮し、安く処方できるヤッペ法もセカンドチョイスとして用意している
・年末年始や連休などに緊急避妊が殺到し、ノルレボ在庫がなくなり、中用量ピルでやむなく対応した
・仕入れ値の高いノルレボでわずかな利益をとるよりは、安いヤッペ法で利益をあげようとしている
といったことが推測できます。
アフターピルの値段
首都圏の婦人科約50件の金額リストに掲載されていた例
■Aクリニック:3,000円のものと12,000円のものがある。相談のうえ決定
■Bクリニック:初診料3,000円と、緊急避妊費用は5,000円または12,000円。どちらになるかは医師の診断による
■Cクリニック:16,800円ですが、8,000円の場合もあります
■Dクリニック:15,000円と血液検査4,000円が必要
■Eクリニック:エコー検査込で15,000円
■F病院:初診料含む4万円
■G医院:5,000円です
■Hクリニック:診察料に詳細指導、OC1シート込で15,000円
2種類の金額を提示しているのは、安い方が中用量ピルで高い方がノルレボと思われます。
単純に金額比較だけなら、当然安い所に行きたくなりますが、確実性、安全性を考えれば1万円以上のノルレボと思しき所を選ぶのが賢明かと思います。
写真
受診して、その場で飲みましょう。
ノルレボを正しく知ろう!
■このくすりを服用することで、完全に妊娠が回避できるものではありません。
■このくすりの服用後も、妊娠する可能性がありますので、適切な避妊を行ってください。
■このくすりを服用した後に、月経のような出血(消退出血)があらわれることがあります。
また、不正子宮出血や頭痛、吐き気、倦怠感、眠くなるなどの月経時にみられる症状があらわれることがあります。症状が続く場合には、医師にご相談ください。
■このくすりを服用した後に、月経周期や出血の状況(日数や量)に一時的な変化がみられることがあります。
不正子宮出血や妊娠初期の出血は、通常の月経と区別がつかないことがありますので、出血の有無に関わらず、医師の指導のとおりに再度来院して診察を受けてください。
■このくすりの成分は乳汁中に移行しますので、授乳中の方は、服用後少なくとも24時間は授乳しないでください。
[あすか製薬・医療用薬品情報サイトより]
ノルレボ錠0.75mgの概要
販売名 ノルレボ錠0.75mg
成分名 レボノルゲストレル(Levonorgestrel)0.75mg
申請者 株式会社そーせい
予定される効能・効果 緊急避妊
予定される用法・用量 性交後72時間以内にノボノルゲストレルとして1.5mgを1回経口投与する。
どんなお薬なの?
従来、医師の責任で処方している中用量ピルと、今回承認を待望している緊急避妊ピル(ノルレボ錠)の比較研究を北村医師が実施しておりますが、その出現頻度をみますと、
[ 副作用の症状 ヤッペ法:ノルレボ ]
「副作用なし」(41.4%:94.7%)
「悪 心」 (55.2%:2.8%)
「嘔 吐」 (13.3%:0%)
などとなっており、ノルレボ錠の安全性は明らかです。
緊急避妊をしたあとのケア
「消退出血がこないんですが、失敗したのでしょうか?」
「少量の出血がありましたがすぐに止まってしまいました。妊娠したのでしょうか?」
緊急避妊後、たくさんの相談をいただきます。
ノルレボはトラブル時に用いる応急処置であって
使用する前提で性交渉をすることは間違いです。
確実な避妊は、低用量ピルの信頼性が優先ですので、
実際はノルレボを飲まなくて済むよう、
普段からピルの服用をお勧めします。