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低用量ピル普及推進委員会

 飲み合わせ

【市販薬】
薬局で売られている風邪薬、胃腸薬、頭痛薬、吐き気止めなどは問題ありません。

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 市販薬

薬局で売られている風邪薬、胃腸薬、頭痛薬、吐き気止めなどは問題ありません。

 処方薬

ほかの医療機関で受診し、薬を出してもらう際には必ずピルを飲んでいることを告げましょう。
「ピル」と言いづらかったら、「ホルモン剤」とか「レップ剤」という言い方でもいいです。
(低用量=L、エストロゲン=E、プロゲスチン=Pの配合薬をLEP剤といいます)

風邪薬の抗生物質に、ピルの効果を弱めるものがありますが、きちんと言っておけば、同じ抗生物質でもピルに影響のない種類にしてもらうことができます。
※但し判断はいろいろなので、抗生物質服用中〜服用終了後7日間は念の為避妊効果は過信しない注意をすると、より安心でしょう。

花粉症のお薬などは、今のところ飲み合わせの悪いお薬はないようです。

お薬はピルに限らず飲み合わせに注意が必要です。それぞれの効果が減弱するもの、効果が出すぎてしまうもの、いろいろな作用があるので、お薬手帳などしっかり活用してくださいね。

 サプリメント

実は意外と注意が必要なのがサプリメントです。精神安定の効果がある「セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)」はピルの避妊効果を下げるので併用してはいけません。セントジョーンズワート単体で売っているものは分かりやすいですが、ダイエット茶などに含まれていることがあるので、成分を良く見て選んでください。

ほかにもプエラリアやチェストベリーなど、バストアップ効果のあるものなどはピルに良くないといわれますので、各メーカーに確認が必要なものもあります。

ビタミン剤などは問題ありません。ピル飲み始めの吐き気には、つわり対策にも使われるビタミンB6なんかは、むしろ活用をお勧めします。

 予防接種

インフルエンザワクチンや子宮頸がん予防ワクチンは問題ありません。
その他病気で点滴を受ける必要がある場合などは、その都度確認してください。

 飲食物

 グレープフルーツについてよく聞かれますが、これは効果がなくなるというよりむしろ薬の効果を強めてしまう作用があるのです。
 血圧を下げる薬を飲んでいる人がグレープフルーツ禁止なのは、血圧を下げるお薬が効きすぎると、血圧が低すぎて危険な状態を引き起こすというワケなのです。

 これをピルにあてはめた場合、避妊効果が強くなると考えるよりも、副作用に吐き気があった人は強く出てしまう心配の方があります。

 とはいえ、よほど異常な量を食べるなどしない限り、ピルユーザーの体に直接的な害があるとは考えにくいです。
デザートやおやつにグレープフルーツを食べたり、飲み会で生搾りグレープフルーツサワーやジュースを数杯飲んだ程度ではまったく問題ありません。