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低用量ピル普及推進委員会

どんなときに飲むもの?

女性が、「私には確実な避妊が必要」だと思った時に飲んでください。
なんとなく流されてコンドームなしで押し切られてしまったり、生理が遅れて「もしや妊娠?!」とビクビクしたことはありませんか?
毎月そんな思いをしている人もきっといるはず。。。
コンドームを使用していても、破損したり抜け落ちたりする人は繰り返す事が多いようです。
ピルは、「将来いつかはママになりたいけど、今は妊娠したら困る」という女性が安心して毎月快適に生理を迎えられるようにするアイテムです。

また、ピルの避妊効果は、女性の体に避妊以外のメリットをもたらしてくれます。
生理痛が重い、出血量が多い、といった生理のトラブルはもちろん、卵巣がん予防、骨粗鬆症予防などにもピルは効果があります。
実際に飲んでいる人も避妊したい人に限らず、下記の図のように何らかの治療が目的で服用していることもあります。
服用目的アンケート結果

具体的には下記のようなものがあります。
 

生理痛があるとき

 生理痛の原因のひとつに、プロスタグランジンという痛みの元が発生するというのがあります。ピルのホルモン作用により、その痛みのモトを抑えることができます。

 また、ピル服用中は内膜が厚くなりません。熱くなった内膜をはがす子宮の収縮も生理痛の原因となっていますので、それが薄いということは、より弱い力で簡単に内膜をはがせるのです。

 学生時代は生理痛で学校を休んだりできても、社会に出たらそうできないこと多々。

 さらに生理痛は、子宮内膜症やチョコレートのう腫などが原因となっていることもあり、放っておくと将来不妊の要素もあります。大切な青春時代を満喫できず、赤ちゃんが欲しい時は手遅れで、「もっと早くに知っていれば…」「放っておかずに治療していれば」と悔やむ女性も少なくありません。

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  毎月生理の前など3日辛い日がある×13回/年=36日
  1年に36日間、10年間で360日!
  こんなにも長い期間、不快な気もちですごす。

楽しい10代・あっという間の20代を10年丸々楽しめる人と、9年しか過ごせない人…アナタはどちらを選びますか?

ピルを服用すれば、生理痛の原因を改善しながら鎮痛剤要らずで快適に過ごせるかも!
それでも原因を調べないまま鎮痛剤で乗り切る?

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 「生理痛なんて誰にでもあるもの」「この程度の痛みならガマンしちゃえ!」…という考え、とっても危険です。

生理不順

 ピルを飲むと、生理周期がピッタリ28日になります。人によっては生理開始時間まで同じになる人もいるようです。

「若いうちは生理が安定していなくて当然」なんていわれることもありますが、定期的な排卵周期が確立されるのは初潮から約20周期後です

初潮後2年たっても生理周期が不安定なときは、希発月経、頻発月経、無排卵月経などを疑って、一度検査することをお勧めします。

 生理不順が異常だと思わずそのまま放置して、将来不妊症になってしまったりすることもあります。

早いうちに生理周期を整えて、快適に生理と付き合っていきましょう。

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私の経験から:
 ピル服用前は約37日周期でした。キッチリではなかったので「そろそろ生理?あれ?来ない!妊娠?!…きた。ホッ」と思う月例行事。ピルの避妊効果は安心できる一方、生理が28日周期になると以前より頻繁になるから面倒くさいな。。。とも思っていました。
 しかし!28日は本当にピッタリ28日。サンデースタートで月曜の昼休みのあと生理が必ず開始、というパターンが決まっていたので、「前より頻繁に生理になるのが煩わしい」と感じることはありませんでした。
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月経前症候群(PMS)

 生理前後に、
急に悲しくなって涙がとまらなかったり
イライラして彼氏にあたってしまう、
やたらと甘い物が食べたくなる、
そういえば定期的に精神不安定?
・・・と思ったら、それはPMSかもしれません。

 卵巣ホルモンに揺さぶられて起こっていた不安定さ、ピルを服用して女性ホルモンを安定させることによって改善します。

「なんでもっと早くピル飲んでなかったんだろう!」という感動の声もよく聞きますよ。

彼氏サン・旦那サマからも、毎月機嫌が悪く八つ当たりされていたのがなくなったので助かった!という安堵の声も?!

子宮内膜症

 子宮内膜と同じ細胞が子宮の外側に飛び火し、その場所で出血を起こす病気を子宮内膜症といいます。

 子宮内膜症巣が卵巣にできると、卵巣内で出血を繰り返すため、古い血液がたまってのう腫(卵巣チョコレート嚢腫)を形成します。

 ピルを服用していると内膜が厚くならないので、子宮内膜症の悪化を防いでくれます。

 子宮内膜症は、放っておくと将来不妊の原因になったり子宮体がんや大腸がんの原因になる可能性も。自覚症状はどんどん生理痛が重くなるとか、不正出血などが挙げられます。

閉経すればがんの心配などはありませんが、生理があるうちはしっかりしたケアが必要です。

ニキビ

 初めてピルを処方されたのが皮膚科で、避妊薬だと知らなかった、という人もたまにいますが、ニキビ治療にもピルは非常によく活用されています。

 また、避妊目的でピルを飲み始めたら肌がすべすべになった♪なんて思わぬ副効用の声もよく聞きます。

高い化粧水や乳液など

 但しニキビ治療で皮膚科に通いつつ、別途私生活では妊活していた例も。妊娠希望だったのに、まさか避妊薬を飲まされていたとは知らなかった!というケースもあるので、自分が飲んでいる薬について、よく理解しておきましょう。

月経調整

 生理不順のところで規則正しく生理がくるとありますが、それを応用して 28日周期の生理を自由にコントロールすることができます。

 ちょうど生理の時にプールや温泉などの予定があるとき、生理を早めたり遅らせたりすることが安全&確実にできます。

 長引きそうな会議や夜勤がある日はできれば生理を避けたいですし、テストや面接も生理に邪魔されたくないですよね!

ピルは、そんなちょっとしたことでも気軽に生理日調整が可能になります。

 賢い受験生は、慣れる期間も含め10月くらいからピルを開始して、複数の大学受験日すべてに生理があたらないよう調整して試験に臨み、体調万全で受験を勝ち取っています。

その他

 わざわざこのためを主としてピルを飲む人は少ないですが、ピルの副効用として以下のようなものがあります。

 ・卵巣がん、大腸がん、子宮体がんの発症率低下

 ・骨粗鬆症予防

 ・貧血予防

 ・多毛の改善

 ・定期的な受診による健康管理・病気の早期発見

ガンリスク